更新日:2024年9月4日
本町では、ツキノワグマやイノシシを中心とした鳥獣の、市街地での目撃情報や農作物への被害の報告が年々増加しています。
有害鳥獣による農作物および人畜への被害を防止するため、町では「鳥獣被害防止計画」を策定し、被害防止および被害防除に努めてきました。
このページでは、町内における鳥獣被害の状況や傾向、被害防除に活用できる支援策等について紹介します。
1.鳥獣による農作物等への被害状況について
本町では毎年度、鳥獣による農作物被害調査を実施しております。調査結果を見てみると、年々農作物被害は増加傾向にありました。しかし、令和3年度については、電気柵による被害防除の取組みにより、農作物被害は減少しました。
下の図は町が調査した結果を示すものです。
1.被害額推移 (平成30年度から令和5年度)
2.作物別被害状況
3.鳥獣別被害状況
4.令和5年度有害鳥獣目撃および被害報告マップ
2. 農作物被害対策について
農作物の被害対策については、以下の順番で行うことが大切であると言われています。
1.環境整備:鳥獣を農地に呼び込まない!
農地や集落付近に鳥獣が来るのは「エサがある」からです。収穫していない野菜や柿などの果樹があれば「意図しない餌付け」を行っていることになります。
誘因物を除去せず他の対策を行うことは、費用や労力がかかるだけで効果は期待できません。
2.防除:鳥獣を農地に入れない!
環境整備を行っても被害が出る場合には、侵入防護柵や電気柵で農地を囲うことが必要です。
しかし、集落内の柵内の「エサ」に手出しさせない手段に過ぎません。
柵の周りに他の「エサ」がないか確認したり、草刈りや追払いを行うなどの「集落全体のメンテナンス」を行うことが重要です。
3.捕獲:最後の手段!
環境整備、防除を行っても被害が収まらない場合には、舟形町鳥獣被害対策実施隊による捕獲を行います。
捕獲は有害鳥獣の個体数を減らすことで、被害を減らすことを目的としています。他の対策をしっかりと実施することで、本当に捕獲しなければならない個体が分かり、効果が上昇します。
3.町で実施している補助について
町では鳥獣による農作物等への被害を防止したい方を支援します。
事業名 | 内容 | 補助率 |
鳥獣被害防止総合対策事業 | 侵入防止柵の購入支援 | 定額補助 電線1m当たり上限148円 |
山形県有害鳥獣被害対策推進事業 | 侵入防止策の購入支援 | 購入経費の2分の1以内 上限200,000円 |
舟形町新規狩猟免許取得等支援事業 | 狩猟免許取得に係る経費および 鉄砲所持許可に係る経費の支援 |
対象経費の2分の1以内 上限50,000円 |
注意:詳細については役場 農業振興課までご相談ください。
4.舟形町鳥獣被害防止計画について
町では、鳥獣による被害防止施策を総合的かつ効果的に実施するため、「舟形町鳥獣被害防止計画」を策定しています。本計画は、令和5年度から令和7年度の3年計画となっています。
詳細については下記のファイルをご覧ください。
このページに関する問い合わせ先
農業振興課 農業振興係
電話番号:0233-32-0947
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