更新日:2023年8月3日
舟形町では、2種類の衛星から取得した画像を使用して、稲の育成状況をデータとして可視化することによって、客観的な肥培管理を行えるようにすることで、米の高品質化を図っています。
なお、この事業はみなさまからいただいた「ふるさと納税」を財源として「地域の活力あるまちづくり」をすすめるために取り組んでいる事業です。
舟形町産のお米の購入は下記のバナーをクリックしてください。(外部サイトにリンクします)
「舟形町稲育成管理システム」について
ログイン方法
舟形町稲生育管理アプリ(https://remo-farm.jp/funagata/)
よりアプリにアクセスし、配布したIDとパスワードを入れてログイン。
※IDとパスワードを忘れた場合は、下記担当までご連絡ください。再発行します。
※正確なデータの割り出しのために、田植日、出穂日、刈取日を入れる必要があります。
各種仕様
衛星
- ランドサット(30メートルの解像度、8日ごとに撮影)
- センチネル(10メートルの解像度、5日ごとに撮影)
可視化するデータ
- NDVI(衛星植生指数)
ほ場の植物による光の反射の特徴を生かし衛星データを使って簡易な計算式で植生の状況を把握することを目的として考案された指標で、植物の量や活力を表す。
(システムでは、通常の植生指数と比較できるようグラフ化されている。数値が低いところは、病気の発生や肥料不足が考えられる。) - SPAD(衛星葉色値)
衛星葉色値と栽培暦等の葉色値と比較して、施肥管理を行える。 - 気象情報
積算温度、積算降水量、積算日照時間
低温警報(摂氏15度以下が3日連続で続く場合に表示)
高温警報(摂氏30度以下が3日連続で続く場合に表示) - タンパク推定値(出穂日以降)
- 刈取予測日(出穂日以降)
経過
平成28年度
「農業界と経済界の連携による先端モデル農業確立実証事業」により、
「若あゆと古代ロマンの里うまい米作りコンソーシアム」(佐藤勇氏と大場惣吉商店、有人宇宙システム株式会社)が、稲作について、安価な公共衛星データ等を活用した肥培管理、病虫害の防除、収量予測を行い、効率的な生産管理による低コスト化、品質および収量の向上を実現する実証事業を3年間の予定で開始。
町はオブザーバ。
平成29年度
舟形産米の差別化のツールとして衛星システムを活用することの検討開始。
平成31年度の本格運用を決定。
平成30年度
システムの開発業務を委託し、システム仕様案を決定。
認定農業者等が耕作するほ場15地区を選定し、衛星で管理する基準田(モニター田)として、試験運用を行った。なお、耕作者を対象に説明会を2回実施。
令和元年度
モニター田のデータを閲覧し、自分の農地の肥培管理の参考にする利用者の募集を行うと同時に、システムの構築を委託し、6月中を目途に本格稼動を予定。
利用者には、IDとパスワードを配布することで、モニター田のデータを閲覧できるようにする。
現状モニター田
- 長沢地区:6ほ場(桧原、大平、関田2箇所、野田、平沢)
- 舟形地区:7ほ場(裏ノ山、向山、沖の原5箇所)
- 長者原地区:3ほ場(福寿野2カ所、白山)
- 富田地区:3ほ場(富田、ホーヤ沢、桧原沢)
- 堀内地区:4カ所(洲崎平2カ所、松山、松橋)
利用者を募集しています
町では、人工衛星を利用した稲の育成管理システムの利用者を募集しています。
申請方法
舟形町 農業振興課に申込書を提出してください。
- 申込書は農業振興課に準備しています。
その他
システムを利用するには、パソコン、スマートフォン等のインターネットを閲覧できる機器が必要となります。
このページに関する問い合わせ先
農業振興課 農政企画係
電話番号:0233-32-0947
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