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世界ではじめての雪冷房システム

2012年6月21日

利雪事業概要

雪冷房システム

利雪の取り組み

舟形町は山形県の東北部にある人口6,107名(H24.3.31)の小さな町です。
全国有数の豪雪地帯でもあり多い年には、積雪が2から3メートルになります。

舟形町の産業は農業であり、しかも稲作中心の農業であったため、水稲を中心とした畑作・果樹・花き等を取り入れた「複合経営」の振興が必要となりました。

そのためには、農産物に「高付加価値」をつける必要があり、その一つの方法として農産物の出荷時期をずらし出荷する方法の検討が行われ、昭和63年に雪を畑地に集め、籾殻とビニールシートで覆う簡易「雪下抑制栽培」の実験がはじまりました。
また、併せて農産物の「雪中貯蔵」を行うために簡易「雪室」をつくりました。

この施設は、貯蔵庫部分に出入りするための通路を設置し、全体を雪をかけ、さらに断熱材として「籾殻」を約30センチから50センチで被覆するものであり、さらに、一般ハウスを外側にたて、屋根部分を反射シートで覆う簡単なものであり、本施設の完成とともに、融雪実験とユリの球根、サクランボ、米などの貯蔵実験を行いました。

雪氷室貯蔵庫

前述の施設が6月までしか残雪がないということで、平成元年に「ふるさと創生事業」の一つとして、貯雪量200トンという小さな施設でしたが「雪氷室貯蔵庫」を完成させ、今までマイナス要因としてとられていた「雪」を貴重な自然エネルギーとしてとらえはじめました。

こうした取り組みを通して、山形県と舟形町は1990年に通産省自然エネルギー庁の「地域開発利用モデル事業」の指定を受け「地域エネルギー開発利用事業化可能性調査」をとりまとめ、さらに92年に豪雪地帯特別対策措置法が10年ぶりに大幅改正されたのを契機に「雪を積極的に資源として活用し、雪国の特性に応じた地域づくりを図る」という発想の転換が行われ、地域の可能性を大きく開くものになりました。

雪冷房システム・零温穀物貯蔵システム

95年に、世界でも初めてという「雪冷房システム」を舟形町農林業業体験実習館に室蘭工業大学の指導のもとに設置しました。

また、このシステムは室内冷房だけでなく、米の貯蔵システムすなわち「零温穀物貯蔵システム」として99年に「利雪型穀類調製貯蔵施設」として完成させました。

そのシステムは至って簡単であり、施設脇に雪を蓄える貯雪槽と送風機を設け、室内と貯雪槽を配管で結び、室内の喚気を、貯雪槽に通し、貯雪槽に入った換気は、はじめに雪に水で穴を開けておいた層を通過し、再び室内へと送り込まれるものであります。(雪冷房は外気を取り入れ室内温度調整)

このシステムは、フロンを使わないので地球にやさしく、設定温度も安定しており十分に活用できるものです。

今後について

舟形町では、この豪雪地帯に無尽蔵にある雪のエネルギーを利用して、50万トン規模の利雪型米の一大貯蔵基地の建設を展望しています。

雪冷房と電気冷房のコスト比較(試算)

  • 対象冷房:農林漁業体験実習館
  • 冷房時間:200ヘクタール/年
  • 冷房熱量:電気量換算719キロワット毎時/年雪氷量換算24.1トン
  • 雪冷房:50%補助対象
電気冷房と雪冷房の比較
 償却年イニシャルコストランニングコスト年間コスト(千円)1平方メートル単価(円)
電気冷房 13 717 92 985 18,241
雪冷房 40 225 53 461 8,537
コスト比較   -69% -42% -53% -53%

雪冷房と電気式冷房の年間コストを比較した場合53%コスト軽減を図ることができます

平成6年度特別豪雪地帯対策モデル事業
事業年度 平成6年度
事業内容
  • 雪冷房施設
  • (農林漁業体験実習館)
  • 多目的研修室54平方メートル
  • 冷房時間200時間
  • 貯雪量60トン
事業費 20,600千円

システム図

システム図1

利雪事業 システム図1
利雪事業 システム図2

システム図2

利雪事業 システム図3

お問い合わせ

まちづくり課 地域支援係
電話番号:0233-32-2111
FAX番号:0233-32-2117
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舟形町役場

〒999-4601
山形県最上郡舟形町舟形263番地

TEL 0233-32-2111

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